点滴投与のために挿入するサーフロー。
採血みたいに数分で終わるものではないから、
☝️選択する血管も
☝️使う物品も
☝️手技も
採血とは異なる🙅♀️

🍏採血の場合🍏
一ヶ所ポコんと血管が出ていればいいので、
主に正肘(肘の真ん中あたり)で採ることが多い。
(※肘の内側や手関節付近の血管は
近くに動脈が走ってるので基本的にNG🙅♂️)
(※手関節は神経損傷のリスクも高い)
🍎ルートキープの場合🍎
前腕で採ることが多く、
☝️太くて
☝️真っ直ぐで
☝️関節付近じゃなくて、、
と色々条件がある。
これがなかなか難しいんだな〜😓
手術や輸血ともなると、
20G針を刺したりするので
さらに難易度は高い😵💫

また、
・強面の人
・一回で挿れてね ってプレッシャー
・よく動く血管(&人)
・時間に追われている
・強面の人
・皮膚の弾力性皆無
・患者が医療関係
・ヤクザさん
なんてのも血管確保を難しくしている要因である。
ではではそれらも含め、
難しいルートキープ・・
どうすれば上手くいくのか。
いつもどこで採ってるか聞く
クリアな患者さんだったら直接聞くのが早い。
「この血管で点滴やってたことあるよ〜」
「ここは何回も失敗されて青くなっちゃった」
「ここは前刺されて痛かった」
などの情報をくれる📝

また、
こういった穿刺前のコミュニケーションは大切❗️
患者の緊張が少し緩和されるのと、
話すことで、ほんの少しでも関係を構築でき、
穿刺に失敗した時に許してもらいやすい🤗
針穴を探す
ルートキープは前腕を狙うことが多いと序章で書いた。
もしその患者がただの刺し替えだった場合
抜いた針はもちろん、
その前の針穴にも痕が残ってるかもしれない。
それを必死に探す👀

そこに刺す刺さないは置いといて、
血管の位置や走行は最低限わかるだろう。
点滴開始時の場合は当然針穴はないため
キープできそうな血管を自分で探すしかない😵
(※点滴が漏れて同じ血管に刺し替えをする場合、
その部位より末梢に刺すことはNGのため注意🙅♂️)
2人態勢
皮膚が脆弱な人、弾力性皆無の人の穿刺は難易度が高めだ。
皮膚を上下に引っ張りながら穿刺し
そのまま外筒を進めるのだが、
この
「皮膚を引っ張りながら外筒を進める」
という行為が一人だと意外と難しい。

外筒の滑りはあまりよくなく、
僕の経験上、指1本の爪で挿入はなかなかできない😥
そのため両手で外筒を挿入することになるのだが
その際に中枢側の皮膚伸展が解除される🔓
その皮膚伸展を解除してしまうことで皮膚がたるみ、
外筒が進まなくなるということが多々ある。
それを防ぐために
皮膚引っ張り役を連れて
2人態勢で穿刺に挑む!
スムーズに外筒挿入できるはずだ。

必殺技を繰り出す
昔、先輩に教わった
外筒挿入時の裏技を伝授する。
僕はこの方法を教わってから
ずっとこの方法で穿刺している💉
理にかなっているし
穿刺成功確率は高い。

①通常通り針を挿入
②血管を捕らえて逆血が確認できたら
そこから内筒ごとさらに1〜2mm進入
③内筒抜去(外筒の先端しか入ってない状態)
④点滴接続
⑤点滴滴下しながら外筒挿入
⑥外筒の根元まで挿入できたら固定
以上
この方法は、
・点滴滴下によるボリュームアップで血管を広げる
と同時に、
・滴下の勢いで血管の蛇行を緩和する
といった効果で
外筒を進みやすくしてくれる。
これは使えるからぜひやってみたほうが良い!
(※ほんの一時的でも急速投与にすることになるので、点滴内容によっては非常に注意が必要⚠️)

